症例
| 年齢 | 成人女性 |
|---|---|
| 主訴 | 下の歯の中心と奥歯が左にずれていて咬みにくい |
| 症状 | 上顎骨に対して下顎骨が左側へ偏位しており、上下の歯列正中に大きなずれが認められました。また下顎骨の左側偏位に伴い上下顎の幅に差が生じ、左側の奥歯のかみ合わせにずれが認められました。 また、骨格的に上顎骨に対して下顎骨が前方に位置しており、上下顎前歯の前後的なの距離が小さくかみ合わせのバランスが十分ではありませんでした。 生まれつき上顎両側側切歯(前から数えて2番目の前歯)が欠損している上に、全体的なガタガタ(叢生)も認められました。 |
| 治療内容 | 下顎骨の左側への偏位と前後的な骨格のずれが認められたため、本来は手術を伴う矯正治療の適応となる症例でした。しかし、患者さまは下顎骨の左側への偏位を気にされておらず、外科手術も希望されませんでした。また、上下顎骨の前後的なずれによる不正咬合は矯正治療のみでも十分に改善が見込める程度であったため、下顎の小臼歯抜歯とアンカースクリューを併用したマルチブラケット装置による矯正治療を行いました。 左右の歯の前後的な移動量を精密にコントロールしながら歯並びを整え、上下の歯列正中のずれも改善することができました。また、上下顎のバランスが整ったことで奥歯でしっかり咬める安定したかみ合わせを獲得することができました。上顎両側側切歯の先天欠損部位には犬歯を移動し、歯の形態を調整して側切歯のようになじませることで、自然な見た目に仕上げました。主訴であった上下顎歯列正中のずれや咬みにくさも改善され、患者さまにも大変満足していただくことができました。 |
| 抜歯部位 | 小臼歯抜歯 |
| 治療期間 | 2年10か月 |
| 費用(税込) | 表側矯正 99万円 アンカースクリュー 33,000円 |
| 治療のリスク | 痛み・不快感・虫歯・歯周病・歯根吸収・歯肉退縮 |