舌側矯正とは
舌側矯正(裏側矯正)とは、歯の表側ではなく、歯の裏側(舌側)に矯正装置を装着して歯並びを整える矯正治療です。
正面から装置が見えにくいため、見た目を気にせずに矯正治療を進めたい方に選ばれています。
仕事や人前に出る機会が多い方、接客業・営業職・学生の方など、「矯正中であることを周囲に気づかれたくない」というニーズに応えられる治療方法です。
舌側矯正が注目されている理由
舌側矯正が注目されている理由には、以下のような点があります。
- 矯正装置が外からほとんど見えない
- 笑ったときや会話中も目立ちにくい
- 表側矯正と同様に幅広い症例に対応できる
- 見た目と治療効果の両立ができる
審美性を重視しながらも、ワイヤー矯正ならではの精密な歯のコントロールが可能な点が、舌側矯正の大きな特長です。
舌側矯正で改善できる歯並び・噛み合わせ
舌側矯正は、以下のような歯並びや噛み合わせに対応できます。
- 歯のガタつき・重なり
- 出っ歯(上顎前突)
- 受け口(下顎前突)
- すきっ歯(空隙歯列)
- 噛み合わせが深い・浅い
- 開咬(前歯が噛み合わない状態)
マウスピース矯正では対応が難しい症例でも、舌側矯正で治療可能なケースがあります。
舌側矯正の装置と治療の特徴
一人ひとりに合わせた装置設計と専門的な治療技術
舌側矯正では、患者さま一人ひとりの歯の形や歯並びに合わせて設計された専用のブラケットとワイヤーを使用します。
歯の裏側は形状が複雑なため、高度な技術と豊富な経験が求められる矯正治療です。そのため、舌側矯正を希望される場合は、舌側矯正の症例実績がある矯正歯科を選ぶことが重要です。
舌側矯正の治療期間と通院頻度
舌側矯正の治療期間は、一般的に2年〜3年程度が目安です。
歯並びの状態や治療計画によって個人差はありますが、月1回程度の通院で調整を行いながら治療を進めます。
治療開始初期には、舌への違和感や話しにくさを感じることがありますが、多くの場合は数週間で慣れていきます。
舌側矯正のメリット・デメリット
メリット
- 矯正装置がほとんど見えない
- 周囲に気づかれずに矯正治療ができる
- 表側矯正と同等の治療効果が期待できる
- 前歯の後戻りが起こりにくいとされる
デメリット
- 表側矯正より費用が高くなる傾向がある
- 舌への違和感や発音への影響が出ることがある
- 歯磨きが難しく、丁寧なセルフケアが必要
- 高度な技術が必要なため、対応できる医院が限られる
舌側矯正をご検討中の方へ
舌側矯正は、目立たない矯正治療である一方、専門性の高い治療方法です。
だからこそ、丁寧な診断と十分な説明を受け、ご自身に合った治療方法を選ぶことが重要です。
歯並びや噛み合わせにお悩みの方は、まずは矯正歯科でのカウンセリングを通して、舌側矯正が適しているかどうか相談してみることをおすすめします。